ミイラ包擬頭
ルーム10、ショーケース131
テキスタイル
ペルー中央海岸
チャンカイ文化、帝国期 (紀元後14世紀– 16世紀初頭)
ML800002
このミイラ包擬頭は、ラルコ博物館が20世紀半ばに取得したものであり、その後の発掘によって出土したチャンカイ文化の巨大なミイラ包み群の一部であると推測される。
このような擬頭は、葦その他の繊維や布等の素材を、染色或いは金属で装飾したもので、一部のミイラ包みに用いられた。
擬頭は、死者の所属していた社会集団の先祖の顔を作ることを目的とし、死者が共同体の祖先へと変化するプロセスを促した。