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モチェ文化土器・細線絵付け

ルーム2、ショーケース16


陶器のボトル
ペルー北海岸
地方発展期(紀元前1世紀 – 紀元後8世紀)
ML004112, ML010720, ML010816, ML010933, ML013623, ML013653.

各土器(1,2,3,4)に様々な背景と人間の活動が表現されている。

霧立ち込める丘での陵陸貝の収集

砂丘を駆ける戦士たち

アルガロボの森における鹿狩り。鹿は敗れた戦士、狩人は勝利した戦士の象徴として描かれている。

裸で駆ける捕虜達が、その後山に関連する神の生贄にされる場面。超自然的な存在も表現されている。

この他の土器ではネコ科動物の牙を持つモチェの神々や神話世界の一部が表現されている。

これらの神々は、擬人化された狐やネコ科動物、イグアナ、鳥等の動物に取り囲まれるように描かれている。各土器のモチーフは以下の通りである。

アーチ型の姿勢を取った双頭のヘビの下で、神官や神々がコカの葉を使った儀式を執り行っている。

ライマメや木の棒を用いた儀式、或いは神々同士の祭礼

神々が供物である巻貝の受け渡しの儀式を行う様子