クピスニケ文化/ 擬人化されたネコ科動物
ルーム2、ショーケース8
セラミックボトル
ペルー北岸
形成期(紀元前13世紀半 – 紀元後1世紀)
ML040218
先コロンブス芸術において、ネコ科動物の擬人化は文化の発達上重要な意味合いを持っていた。
形成期の宗教では、神々は人の姿をしながらネコ科動物の力を持つ超自然的な存在として捉えられた。
一方、地上では社会的権力者がネコ科動物の力を得ることで、宗教・政治・経済的権力を集約し、より効率的な生産社会を形成していった。
顔には、人間の特徴に牙やひげ、アーモンド形の瞳といったネコ科動物の特徴が組み合わされている。