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ビクス文化

ルーム2、ショーケース14


セラミックボトル
ペルー北岸
形成期(紀元前13世紀半 – 紀元後1世紀)
ML031834

ビクスは現在のペルー北部のピウラ県で発達した文化である。ペルーとエクアドルの文化的境界地帯だったピウラ県域に発達したビクス文化の芸術様式には、双方の特長・影響が観察される。

ビクス土器では通常の彩色技法、ネガティブ技法(文様となる部分を薄い粘土で覆い、その他の部分を露出させて焼成。文様部分は薄い色で焼け残り、焼成された周辺部は酸化して暗色になる)の双方が存在する。
人物はコーヒー豆型の目が特徴的である。

裸の人物を表した象形土器。体はネガティブ技法で彩色されている。さらに、金属製の冠(当博物館黄金製品展示室を参照)、大ぶりの耳飾り、人間の顔が数珠状に連なった首飾りを身に付けている。