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生贄儀式の世界

ルーム7

人身御供は、多くの古代文明に見られた行為である。儀礼の中で、生贄には死や流血、身体の切断などによって変化が与えられた。

捧げられた命は、変化することによって神聖な存在(Sacrum facere)になったのである。

モチェ文化によって行われた儀礼戦とその後の人身御供は、アメリカ大陸における唯一の例ではなかった。

中央アメリカ(現在のメキシコ)では、アステカ文化において「花の戦争」が行われ、敗者は儀礼の生贄となったほか、マヤ文化においても、球技による生贄の選出が行われていた。

その他にも、ケルト、スカンジナビア、ギリシア、カルタゴ、ローマ、オリエント諸国等で人身御供が行われていた。

これら全ての地域において、人身御供は神々や霊の怒り、或いは宇宙の力を静めることを目的とした、最も重要な行為だった。

今日の宗教行事の一部にも、生贄の儀式の名残が、象徴的に認められるものがある。

モチェ文化における儀礼の戦いは、壮齢期の層から生贄を選ぶことを目的としていたと考えられる。モチェ社会は、最も貴重な人材を神に捧げることによって、共同体としての利益を得ようとした。

即ち、生贄とは「得る」ことを目的に「与える」行為であった。

モチェ文化の生贄の儀式
ルーム7、ショーケース68

戦士たち Mochica
ルーム7、ショーケース69

ポーラ Mochica
ルーム7、ショーケース70

儀礼の戦い Mochica
ルーム7、ショーケース71

戦いの終わりと敗者の行列
ルーム7、ショーケース72

擬人化された鳥の戦士
ルーム7、ショーケース73

光の神に仕える犬
ルーム7、ショーケース74

ネコ科動物を表す壺
ルーム7、ショーケース76

御輿(みこし)
ルーム7、ショーケース77

ネコ科動物の頭部を持つ双頭の蛇
ルーム7、ショーケース78

フクロウの頭飾りを付けた神
ルーム7、ショーケース79

擬人化されたイグアナ
ルーム7、ショーケース80

月の女神
ルーム7、ショーケース81

敗者となった戦士
ルーム7、ショーケース82

敗者の武器や衣装が縛られた様子
ルーム7、ショーケース83

斬首の神々 Mochica
ルーム7、ショーケース85

儀式用ナイフ Mochica
ルーム7、ショーケース86

その他の生贄 Mochica
ルーム7、ショーケース87

生贄の杯とナイフ
ルーム7、ショーケース88