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マンコ・カパックの紋章と肖像画

ルーム6、ショーケース61


キャンバス、油彩 両面 
クスコ派、18世紀
私蔵品借用物

太陽と杖、絡み合う2匹の蛇から生じるマスカイパチャ(インカ権力の象徴である羽毛の冠)のほか、左右に立ち上がる2匹のピューマによって構成される。紋章の上部には金と宝石で飾られたヨーロッパ風の冠が表現されている。

クスコの先住民貴族たちは、スペイン王カルロス1世(神聖ローマ皇帝カール5世)によって与えられた特権が1,700A.C.以降ボルボン(ブルボン)朝のスペイン国王らによって取り消されようとしたため、この種の肖像画によって自らの正統性が認められるよう努めた。